不法就労の不安
外国人を雇用しようとする際に不安なことはたくさんあるかと思います。
言葉の問題、文化の違い、不法就労の心配などがあるのではないでしょうか?
不法就労にならないか見分けるのはなかなか難しいことです。特に最近は精巧な偽装の在留カードが出回っています。そのような在留カードを持っている外国人を働かせることも不法就労に繋がりかねません。
少しでも安心して外国人を雇用できるように偽装の在留カードを見分けるアプリについてお話していきたいと思います!
そもそも不法就労とは?
就労に関する正当な地位や許可を持っていない人や一定の範囲の職への就労しか認められていない外国人が許可を得ないまま働くこと、限定された許可の範囲を超えて違法な状態で働くことです。
不法就労をする外国人本人が罰せられるのはもちろん、雇用してしまった人も罰されてしまうのです!次は具体的に雇用した場合にどんな罰則が科されるのか見ていきましょう。
罰則規定
雇用主には不法就労助長罪が適用されます。以下の条文にあるように3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金が科されるので侮れません。
第73条の2 次の各号のいずれかに該当する者は、3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
一 事業活動に関し、外国人に不法就労活動をさせた者
二 外国人に不法就労活動をさせるためにこれを自己の支配下に置いた者
三 業として、外国人に不法就労活動をさせる行為又は前号の行為に関しあつせんした者
在留カードを見分けられるアプリについて
最近少し話題になったのでご存じの方もいるかもしれませんが、法務省が2020年12月25日に無料でアプリを出しています。画像を読み取ると在留カードが偽造かどうか簡単に見分けることができます。
無料であるうえに国が発行しているものなので試しに利用してみるのはいかがでしょうか?
入管庁HP: 在留カード等読取アプリケーション サポートページ