公開日 2021年8月2日 最終更新日 2022年4月27日
今回は、例を交えつつ不法就労に繋がっている理由と不法就労が起こる背景について掘り下げていこうと思います。雇用する現場の責任者の立場にたち、どのようにしたら防げるのかという点の提言もしていこうと考えます。
不法就労という外国人雇用について回る問題
不法就労は、以下の3つのパターンに分けて考えられます。
本来行うべき活動を行わずに違う活動を行なっているケース
そもそも就労することが認められていないのに就労しているケース
オーバーステイなどで不法滞在になっているのに働いているケース
では、最初のケースの具体例を見ていくこととしましょう。例えば、技能ビザを取得して、中華料理店やインドカレー料理店で働くコックさんが「資格外活動」(コロナの影響により短時間労働を認めている場合があります。在留カードの裏面を確認しましょう。)を持たずに、他の仕事についているケース。また、留学生がパチンコ店の清掃を行なっているケースや、ダブルワーク、トリプルワークをしていて、週28時間を超えてかなり稼いでいる場合などが考えられます。なぜ、留学生がパチンコ店の清掃をできないのかについては、こちらを確認しましょう。 風営法に定める施設とは?
