【採択】ものづくり補助金 第22次公募|NFC認証による不法就労防止アプリの高度化と在留管理SaaS開発

【採択】ものづくり補助金 第22次公募|NFC認証による不法就労防止アプリの高度化と在留管理SaaS開発

採択概要

株式会社エルティービーは、中小企業庁が所管する「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(ものづくり補助金)」第22次公募において、以下の事業計画で採択されましたことをご報告いたします。

項目内容
補助金名ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(第22次)
採択事業名NFC認証による不法就労防止アプリの高度化と在留管理SaaS
申請者株式会社エルティービー
公募回第22次(関東ブロック、R113220149)

事業の背景

外国人雇用と法的リスクの現状

国内の労働力不足を背景に、外国人材の受入拡大が加速しています。一方で、精巧な偽造在留カードによる不法就労が社会問題化しており、受入企業が意図せず「不法就労助長罪」の対象となる事例が発生しています。目視による券面確認では真贋の判別は不可能であり、企業側の管理手法の高度化が急務となっています。

現行サービスの成果と課題

当社は2024年より、NFC(近距離無線通信)技術を活用し、在留カードのICチップを直接読み取り・公的データと照合するiOSアプリ「Peregre Check」を開発・提供してまいりました。同アプリにより採用時の在留カード真贋判定は確実に実施可能となりましたが、サービス提供を通じて新たな課題が明確になりました。

課題の核心は「採用後の在留期間更新プロセスにおける管理の空白」です。具体的には以下の3点が実務上の問題として顕在化しています。

  • 期限管理をExcel等の手作業に依存しており、更新時期の見落としリスクがあります
  • 在留期限後2ヶ月の「特例期間」における就労可否の判定が困難です
  • ワーカーによる更新申請の事実確認(受付票の確認)がアナログ・対面に依存しており、虚偽報告や確認漏れを完全には防ぐことができません

本事業の開発内容

本事業では、現行iOSアプリを大幅に拡張し、採用時から在留更新・再交付に至るライフサイクル全体を一元管理する「不法就労防止ガバナンス・システム」の構築を目指します。

主な開発機能

1. 更新申請の確認デジタル化 ワーカー自身のスマートフォンに対しプッシュ通知を送信し、更新申請の実施有無をシステム上で回収します。申請後は「受付票」の撮影・アップロードをワーカーに求め、人事担当者がリアルタイムで書類を確認・承認できる仕組みを実装します。

2. 就労可否のリアルタイム判定 特例期間の自動計算ロジックを実装し、在留状況に応じた就労可否を担当者が即時確認できるダッシュボードを提供します。

3. 更新後カードの再スキャン予約の自動化 新しい在留カードの交付後、自動でスキャン予約を生成し、更新後の情報を継続的に管理するサイクルを技術的に実現します。


事業の目的と社会的意義

本事業の目的は、現行アプリを「採用時の読み取りツール」から「不法就労を構造的に防止するコンプライアンス・プラットフォーム」へと進化させることです。

受入企業の在留管理業務を大幅に効率化すると同時に、担当者の知識や経験に依存しない仕組みによって人的ミスを技術的に排除します。あわせて、外国人材が安心して就労できる環境整備を通じ、日本の労働市場の健全化に貢献することを目指してまいります。