はじめに:技人国ビザの「厳格化」、御社は対応できていますか?
2025年3月より、技術・人文知識・国際業務(技人国)ビザに関する在留審査・更新の審査基準が厳格化されました。外国人を雇用している企業にとって、「知らなかった」では済まされないリスクが高まっています。
特に人事担当者・経営者の方に押さえていただきたいのが、「誤採用」と呼ばれる、ビザの種類と実際の業務内容がかみ合っていないケースです。今回は改正の概要と、企業が今すぐ取るべき対応策をわかりやすく解説します。
今回の改正で「何が厳しくなるか」
今回の厳格化で変わる主なポイントは以下の3点です。
- 就労内容と在留資格の整合性チェックの強化:申請書類だけでなく、実態として従事している業務との一致が厳しく確認されます。
- ビザ更新時の審査書類・確認基準の厳格化:従来より多くの書類提出が求められるケースが増加しています。
- 雇用企業への実態確認・調査の実施:入管当局が雇用企業に対して直接調査を行うケースも想定されます。
つまり、「採用時に問題がなければOK」ではなく、日常の業務実態まで問われる時代になったということです。
最も多い「誤採用」パターン
技人国ビザは、専門的・技術的な業務への従事を前提とした在留資格です。以下のような業務に就かせることは、資格外活動にあたる可能性があります。
| 業種 | NG業務の例 |
|---|---|
| 物流・倉庫 | 仕分け・ピッキング作業 |
| 飲食 | 調理補助・ホール接客 |
| ホテル・旅館 | 客室清掃・フロント補助 |
| 製造 | 工場ラインでの単純組み立て・検品 |
「現場が人手不足だから」「本人も納得しているから」という理由は、法的な免責にはなりません。発覚した場合、企業側も不法就労助長罪に問われるリスクがあります。
今すぐ確認すべき4つのチェックポイント
すでに技人国ビザの外国人スタッフが在籍している企業は、以下を確認してください。
- 実際の業務内容が、在留資格の申請内容と一致しているか
- 雇用契約書に記載された業務と、日常業務が一致しているか
- 在留カードの有効期限が切れていないか
- ビザの種類と就労可否の範囲を現場担当者が把握しているか
特に4は見落とされがちなポイントです。人事部門が把握していても、現場の管理職に情報が届いていないケースが多く見られます。
スマホ1台で在留資格を即確認:Peregre Checkとは
LTBが提供するPeregre Checkは、在留カードにスマートフォンをかざすだけで、以下の情報を即座に確認できるツールです。
- 在留資格の種別(技人国/特定技能/永住者 など)
- 有効期限
- 就労可否・就労制限の有無
現場担当者でも簡単に使えるため、採用時・入職時・定期チェック時の確認工数を大幅に削減できます。厳格化が進む今こそ、仕組みとして整備しておくことをお勧めします。
まとめ
技人国ビザの厳格化は、外国人採用に関わる全ての企業が対応すべき課題です。「知らなかった」では済まされないリスクを回避するために、まずは自社の現状確認から始めましょう。
ご不明な点や個別の確認依頼がございましたら、お気軽にLTBまでご相談ください。
