2026年6月15日、第二世代在留カードの交付が全国の地方出入国在留管理局で始まりました。
今回の改正入管法(2024年6月公布)により、在留カードの様式が全面刷新。外国人を雇用するすべての企業にとって、見逃せない実務変更が生じています。
3種類のカードが並存する時代へ
6月15日以降、在留カードは以下の3種類が並存します。
| 種別 | 概要 |
|---|---|
| 第一世代在留カード | 既存カード。有効期限まで使用可能、新規発行なし。(一番左) |
| 第二世代在留カード | 新様式。マイナンバーなし。順次切り替わり。(中央) |
| 特定在留カード | 在留カード+マイナンバーカードを1枚に統合。申請制・任意(一番右) |

旧カードがすぐ無効になるわけではありません。次回の在留期間更新・再交付のタイミングで順次切り替わります。
最大の変更点:券面から消えた4つの情報
今回の制度変更で企業実務に直結する最大のポイントがこれです。
第二世代在留カード(特定在留カードも同様)では、これまで券面に印字されていた以下の4項目が削除され、ICチップにのみ記録されるようになりました。
- 在留期間(例:1年、3年)
- 許可の種類(例:在留資格変更許可、在留期間更新許可)
- 許可年月日
- 交付年月日
一方、券面に引き続き記載されるのは、氏名・国籍・在留資格・在留期間の満了日・就労制限の有無などです。「いつまで在留できるか」は目視で確認できますが、「何年の在留期間が付与されたのか」「いつ許可を受けたのか」はカードを見るだけではわかりません。
(出典:出入国在留管理庁「特定在留カード等交付申請について」)
特定技能1号の「5年管理」が難しくなる
この変更が特に影響するのが、特定技能1号の通算在留期間管理です。
特定技能1号は在留期間が通算5年を超えると更新できません。満了日はカードに残りますが、「許可年月日」と「在留期間」がわからなければ、いつ5年目を迎えるかを正確に把握することが難しくなります。
目視だけに頼った管理では、更新時期の見落としや、5年超過リスクの把握漏れが生じかねません。
ICチップを読む、が「標準」になる
出入国在留管理庁は「在留カード等読取アプリケーション」を無料提供しています。
- iOS17以降のNFC対応iPhone
- Android 14.0以降のNFC対応端末
で利用でき、券面から消えた情報を含むICチップのデータを確認できます。また第二世代カードにはECDSA(384ビット)の電子署名が導入され、真偽確認の精度も大幅に向上しています。
今後の在留カード管理は、ICチップを読むことが前提になります。
Peregre Checkも第二世代に対応中
私たちが提供する在留カード管理SaaS「Peregre Check」でも、第二世代カードへの対応を急いでいます。
スマートフォンでICチップをかざすだけで、許可情報・交付情報を含む正確なデータを取得し、在留期限管理・更新アラート・特定技能の通算年数管理に活用できます。
第二世代カードは、ICチップを読み取ってこそ情報が完結します。在留カード管理の見直しを検討中の企業様は、ぜひ一度お問い合わせください。
この情報はアップデートがあり次第、反映して変更してお届けいたします!
