株式会社ファンリミット様 導入インタビュー
こんな方に読んでほしい記事です
- 軽貨物・宅配業界で慢性的な人手不足に悩んでいる経営者の方
- 外国人ドライバーの採用に興味はあるが、現場が回るのか不安な方
- I求人媒体に毎月数十万円を投じても定着せず、ROIに頭を抱えている方
- Amazon Flexや軽貨物委託の現場で、業務委託契約と外国人材の相性に懸念がある方
はじめに:軽貨物業界の「採用コスト1人25〜30万円、勤続月数12か月で上々」という現実
EC市場の拡大とラストワンマイル需要の急増を背景に、軽貨物・宅配業界の人手不足は年々深刻化している。Amazon Flexの登場で個人事業主としてのドライバー就業は一般化したものの、業界全体で見れば、ドライバーの確保と定着は依然として最大の経営課題だ。
今回お話を伺った株式会社ファンリミット様(以下、ファンリミット)も例外ではなかった。
「Indeedで採用すると、1人あたり25〜30万円かかる。12か月継続して勤続してくれれば十分、というのが正直なところでした」
これは決してファンリミットだけの話ではない。軽貨物事業者の多くが同じ構造的課題を抱えている。採用コストが回収できるだけの稼働期間を確保することすら難しい—これが業界の偽らざる実情だろう。
そのファンリミットが、Peregre(ペレグル)を通じて外国人ドライバーを採用し、現在3名が問題なく稼働している。その背景と、現場のリアルな声を聞いた。
ファンリミット様について
ファンリミットは、Amazon配達を中心とした軽貨物配送事業を展開する企業。複数のドライバーが委託契約のもと日々稼働している、業界では一般的な事業構造だ。
記事中の「」内のコメントは、すべて代表者様の発言をそのまま書き起こしたものである。
きっかけは業界で目にした外国人ドライバー
「外国人ドライバーを使い始めた一番のきっかけ」を尋ねると、代表者様は業界の構造的変化を挙げた。
「Amazonの倉庫で、他社さんが外国の方を使っているのは前から見ていたんです。だから外国人ドライバー自体は知っていた。それなら自社でも、と思ったのがきっかけです」
注目すべきは、ファンリミットが外国人材を「特殊な選択肢」としてではなく、「業界の標準的な選択肢」として捉えていた点だ。すでに他社が動いている、大手の物流拠点が受け入れ始めている——こうした業界全体のシグナルが、意思決定の後押しになっている。
このタイミングを逃さず動けるかどうかが、今後の軽貨物事業者の競争力を分けるかもしれない。
「日本人と、何ら変わらない」— 導入後の社内・取引先の反応
外国人材の採用を検討する際、必ずと言っていいほど経営者が懸念するのが「社内や取引先からの反応」だろう。日本語は通じるのか、トラブルが起きないか、Amazon側からNGが出ないか——。
しかし、ファンリミットの現場では、その懸念は杞憂に終わった。
「ネガティブな反応はないですね。センターの社員さんからのクレームも一切ない。日本人と何ら変わらず、何も問題はありません」
特に印象的だったのは、業務遂行能力に関するコメントだ。
「逆に驚いているくらいで。荷物のラベルに書かれた住所を覚えて、外国人ドライバーがちゃんと仕事をこなしているんです。日本の地理や住所の読み方に慣れているのか、一生懸命覚えてきているのか、と感心しました」
Amazon配達の業務は、ナビゲーションを使いながらも、配達効率を上げるには地理感覚と住所の読み解き能力が不可欠だ。それを外国人ドライバーが、日本人と同等、あるいはそれ以上の精度でこなしている——これは現場視点では極めて重要な実証データである。
加えて、Amazon配達員向けアプリ自体が多言語対応しているため、業務上の言語障壁も実質的にはほとんど存在しない。
「読みに関しては、Amazonのアプリが外国語対応しているので、問題ないです」
なぜ「稼働課金」というPeregre Agentの料金モデルが刺さったのか
Peregreの料金体系は、業界の一般的な「採用成功報酬一括払い」とは異なる。稼働がある分だけ継続的にお支払いいただくモデルだ。
このモデルを選んだ理由について、代表者様は明確に語った。
「一発で大きな金額を払うんじゃなくて、稼働して初めて払う、というのが良かったですね」
ここに、軽貨物業界の採用に対する根深い不信感が透けて見える。前述のとおり、一般的な求人媒体の採用コストは1人あたり25〜30万円。それを払っても1年持てばいい方、という現実がある。つまり、「先払いした採用コストを稼働で回収できるかどうかが常にギャンブルになっている」のが業界の実情だ。
Peregre Agentのモデルは、この構造的問題そのものを解消する。
「スクリーニングを通して、LTBがしっかり精査してくれているのがわかります。日本語のレベル、本人の意欲、面接場所にちゃんと到達できるか、そういう確認をやってくれている。だから、単なる応募者と違って、面接ブッチが激減しました」
採用業務に携わったことがある方なら、「面接ブッチ」(面接予約をしたのに、当日来ない)の精神的ダメージは身に染みているはずだ。日程調整、社内準備、当日の時間確保——すべてが無駄になる上に、人手不足はそのまま残る。
Peregre Agent のモデルは、料金面の合理性だけでなく、「事前スクリーニングの工数を完全に外部化できる」という運用面のメリットも持ち合わせている。
「業務委託で責任を取れ、は確かに難しい」——率直に語られた懸念点
良い面ばかりを語る記事は、現場の人間からすれば信用に値しない。今回のインタビューでも、改善要望や懸念点を率直に伺った。
「業務委託契約なので、『責任を取れ』というのは外国人ドライバーに対しても、日本人ドライバーに対しても、本質的に難しい部分はあります」
これは外国人材特有の問題ではなく、軽貨物業界全体に共通する構造的課題だ。委託契約という性質上、雇用関係のような強い指示・教育権限を持てない。ここは制度の問題であって、人の問題ではない。
そのうえで、代表者様は「強いて違うところ」を語った。
「日本人ドライバーは、しんどくても我慢して続ける傾向がある。外国人ドライバーは、自分にとって良ければ続けるし、嫌だと思えば辞める。自己中心的、と言えばそう見えるかもしれない。でも、現場に入って業務をこなしている分には、他のドライバーと何も変わらないんです」
この発言は二つの意味で重要だ。
ひとつ目は、「外国人ドライバー=定着しない」という単純な構図ではないこと。継続するかどうかは、本人にとっての労働条件と仕事の質次第である。これは日本人も同じはずだが、外国人の方がその意思表示が明確、というだけのことだ。
ふたつ目は、業務遂行能力そのものには違いがない、という現場の実感である。「我慢して続けるかどうか」と「現場で仕事をこなせるかどうか」は別の話。経営者として求めるべきは後者であり、前者は労働条件の設計領域だ。
実際、辞めた方の事例についても具体的に教えていただいた。
「Rさんという方は、最初に稼働してくれていたのですが、今は出ていません。理由としては、他の仕事のシフトとの兼ね合いで、こちらの単価では出てくれない、という形です」
これは外国人特有の離職理由ではない。複数の収入源を持つ業務委託ドライバーは、日本人にも一定数存在する。「単価で選ばれる」のは、業務委託マーケットの原則そのものだ。
在留資格・在留カード確認の運用——Amazon側からの要件にどう対応したか
軽貨物事業者が外国人材を採用する際、もう一つ気になるのが在留資格・就労制限の確認だろう。法令遵守の観点でも、取引先(特にAmazonのような大手)からの要請の観点でも、ここは外せない。
「Amazon側に、在留カードの写真を提出する必要があります。これがまた厳しくて、在留資格上問題がないワーカーでないと、アカウント登録でNGが出されるんです」
Amazon配達員として稼働するためには、Amazonのシステム側で本人確認・就労資格確認が完了している必要がある。この実務は、軽貨物事業者にとって意外と工数がかかる部分だ。
Peregre Agent では、紹介する外国人ワーカーの在留資格を事前に確認したうえでマッチングしているため、この「Amazon側のNGリスク」を最小化できる仕組みになっている。さらに、Peregre Agent では在留カード管理SaaS「Peregre Check」も提供しており、ドライバーの在留期限管理や就労資格の継続確認を一元化できる体制を整えている。
「物腰柔らかく、レスが早い」——優秀な外国人ドライバーには、日本人を含めた指導役も任せている
ここからは、現場で稼働している外国人ドライバーの「人物像」について、より踏み込んで聞いた。
「収入が安定しているのが良い、と本人たちは言っています。これは業務委託契約とはいえ、稼働日数を確保できれば月収が読めるので、外国人ワーカーにとっては魅力的な働き方なんだと思います」
「優秀な外国人ワーカーには、横ノリ(同乗)指導を任せています。日本人ドライバーへの指導も含めて、です」
ここに、ファンリミットの組織運営の柔軟さが現れている。「外国人だから現場の指導役は無理」という先入観を持たず、能力ベースで役割を割り当てているのだ。
「人物像としては、物腰が柔らかい。レスポンスが早くて、頼りになる。これは現場での体感です」
軽貨物の現場は、無線連絡やチャットでの即応性が求められる。配達ルートの変更、ピックアップ調整、トラブル対応——「レスの速さ」は、ドライバーの生命線とも言える。その点でも、Peregre Agent経由の外国人ドライバーは現場の期待を超えている、というのが代表者様の評価だった。
「最初の1名でテストして、社内基準を作った」——外国人採用の立ち上げノウハウ
これから外国人ドライバーの採用を始めたいと考えている軽貨物事業者にとって、最も知りたいのは「どう始めればいいか」だろう。ファンリミットの代表者様は、極めて合理的なアプローチを取っていた。
「最初の1名でまずテストして、どういう外国人ワーカーならうちで稼働できるか、社内基準を作りました」
ここでの「社内基準」とは、たとえば日本語レベル、稼働可能日数、過去の就労経験、性格的な相性などを指す。最初の1名の稼働状況を観察することで、ファンリミット社にフィットする人材像を明確化し、2人目以降の判断スピードを上げている。
「だから、最初から大量採用しようとはしませんでした。1人ずつ、社内基準と照らし合わせながら増やしています」
このアプローチは、Peregre Agent の料金モデルとも相性が良い。稼働課金なので、まず1名からスタートしても初期費用がかからない。「テスト導入」のハードルが極めて低いのだ。
「最初の1名でテストする」というのは、軽貨物事業者が外国人採用を始める際の、最も再現性の高いプレイブックと言えるだろう。
「定期的に紹介してくれて、稼働につながっている」——同業他社への一言
最後に、同業他社の経営者の方に向けて、Peregre Agentをどう紹介するか、一言で表現していただいた。
「定期的に紹介してくれている、というのが一番ありがたいですね。そしてその紹介が、ちゃんと稼働につながっている。この2つです」
軽貨物業界の採用では、「紹介はくるが稼働しない」「稼働はするがすぐ辞める」というパターンが多い。「紹介の頻度」と「稼働への接続率」の両方が成立していることが、ファンリミットがPeregre Agentを継続利用している最大の理由だ。
「人手はどこも足りてないですよ。私の知り合いでも、みんな困っています」
人手不足は地理的にも広がっている。地方の宅配事業者にとっても、外国人材の活用は今後ますます重要な選択肢になっていくはずだ。
まとめ:軽貨物業界の「外国人ドライバー」が、特殊解から標準解へ変わる時
今回のインタビューを通して、いくつかの重要な示唆が得られた。
第一に、外国人ドライバーの業務遂行能力は、日本人ドライバーと「何ら変わらない」レベルにある。むしろ、住所の暗記やアプリ操作、レスポンスの速さといった面では、現場で評価される人材も多い。
第二に、業務委託契約という性質上、定着の課題は外国人・日本人を問わず存在する。重要なのは、「外国人だから定着しない」という先入観ではなく、稼働期間に応じた採用コスト設計だ。Peregre Agentの稼働課金モデルは、まさにこの課題に応える設計になっている。
第三に、在留資格・就労制限の確認、Amazon側の本人確認要件など、外国人ドライバー特有の運用上のハードルは確かに存在する。しかし、これらは仕組みでカバーできる領域であり、Peregre Agentのような専門サービスを活用すれば、自社の工数を最小化しながら対応できる。
第四に、外国人ドライバーの採用は「最初の1名でテスト」から始めるのが現実的だ。Peregre Agentの料金モデルなら、初期費用ゼロでテスト導入できる。
軽貨物業界の人手不足は、これからも続く。求人媒体で月25〜30万円を払い続け、1年持てばいい方、という採用ROIに頭を抱え続けるのか。それとも、業界の構造変化に乗り、外国人ドライバーという「もう一つの選択肢」を自社に取り込むのか。
ファンリミットの事例は、後者を選んだ軽貨物事業者の、極めて率直な現場の声である。
Peregre について
Peregre は、外国人ワーカーの就労支援に特化したHRTechサービスです。
- Peregre Agent:外国人エッセンシャルワーカーの紹介・採用支援。稼働課金で、初期費用なし。
- Peregre Check:在留カード管理SaaS。在留期限・就労資格を一元管理。
- Peregre Works:外国人ワーカーと求人の採用マッチングプラットフォーム。
軽貨物・宅配業界の経営者様で、外国人ドライバーの採用にご興味のある方は、以下よりお気軽にお問い合わせください。
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取材・文:LTB 取材協力:株式会社ファンリミット 代表取締役金谷様 取材日:2026年5月11日
